台湾茶専科--アイシス茶樂館

新鮮な台湾茶を中心にこだわりの器をお届けします。

アイシス茶樂館 HOME 商品一覧 特定商取引法 個人情報 問い合わせ マイページ かごを見る
 home > 台湾茶ガイド

【台湾茶ガイド】

台湾の茶師による焙煎ゴーヤ茶のつくりかた

fe-004_w2009.jpg
"甘いゴーヤ茶"として、当店でも隠れた人気の焙煎ゴーヤ茶

・濃くなっても苦くない!
・芳ばしい香りが飲みやすい!
・飲み続けたら、○○が落ちた!

とリピーターの多いお茶です。



nen.jpg作っているのは、チャーミングな粘女史
味わいの秘密はなんといっても丁寧な製茶技術。野生型の苦瓜を使い、

130℃で10時間、冷ましてから更に6時間と

焙煎時間はなんと合計16時間!

低温でじっくり焙煎するので、苦くならないのですね。


しかも、

「苦瓜は収穫時期や管理方法で苦味やコクが異なります。
 今回はこの時間と温度で成功しましたが、
 次に焙煎するお茶はそのときの苦瓜に合わせた時間と温度となり今回と同じではありません」

と粘女史が茶師としてのこだわりとプライドを持って作っていて、

単なる健康茶としてでなく、ホンモノの台湾茶として味わっていただきたい一品。


その焙煎過程をご紹介しましょう▼▼▼


goya_1.jpg

こちら、台湾のゴーヤ(苦瓜)です。

手前の小さい物が野生種ですが、今ではあまり市場に出回りません。

真ん中の白いのが台湾では一般的な白ゴーヤ。

ゴーヤ茶に使う、野生型は細長いもの。日本のゴーヤに似ています。



goya_2.jpg
お茶に使う野生型ゴーヤ









goya_3.jpg

焙煎工程に入る前のスライスしたゴーヤ。

まだ青みが残ります。







goya_4.jpg
粘さんのご主人も同じ茶師。

ゴーヤの具合をチェックし、

夫婦で相談しながら焙煎作業にかかります。






goya_7.jpg
乾燥機に入れる時に、ゴーヤの水分量などをチェックします。

ゴーヤの状態に加え、その日の天候なども影響してくるので、

茶師としての勘が生かされます。




goya_5.jpg

焙煎前の乾燥を行います。









goya_6.jpg

乾燥を終えたゴーヤ。









goya_10.jpg
状態を確認しつつ、焙煎に移ります。









goya_9.jpg
時間をおいて、焙煎度をチェックします。

温度、時間などのコントロールが

茶師としての腕の見せ所です。






goya_11.jpg
出来上がりました!









goya_8.jpg
広げて、粗熱を取ります。









goya_12.jpg
焙煎が終わったゴーヤ茶は、

見るからに芳ばしそうな焦げ茶色に変化しています。







ご購入は、こちら →  FE-004 焙煎ゴーヤ茶

アイシス茶樂館

タグ:

  • ゴーヤ茶 苦瓜茶 健康茶

| 台湾茶の豆知識 |

台湾茶の豆知識:なぜ台湾の気候風土は烏龍茶栽培に適しているか?

美味しい烏龍茶が出来る理由を、まず地理的位置からみますと、
北緯23度と24度の中間に北廻帰線があります。

そしてその付近を境に、
中国大陸でも北緯26度くらいまでに烏龍茶の産地が集中しています。
西から東に四川、雲南、貴州、広西、湖南、広東、福建などで、
更にベトナムの最北部辺りが含まれます。

台湾では高山茶の名産地、阿里山茶園区が丁度、北廻帰線上にあり
中央山脈を挟んで同様に花蓮天鶴茶園区が北廻帰線上にあり、
美味しい烏龍茶栽培の位置の目安となりますね。
───
台湾ではどうも北緯23度くらい(台東県鹿野郷付近)が境で、
それ以下南では美味しい烏龍茶の産地情報は聞いていません。

しかし私はまだ見学したことはありませんが、
実際には北緯22度付近(台湾の最南端近く)にも烏龍茶産地はあると聞いています。

北は北緯25度より少し上までが台湾の領土で、
この間(200kmを越す)には至る所に烏龍茶栽培はされて、
国際的に有名な産地も多くあり、
北緯から判断するともっとも烏龍茶作りに適した地域と言えます。
───
ただ一概に北緯だけで決め付けることもできないと思います。
その地方に於ける地形や周辺の環境から受ける影響も大いに考えられます。

台湾の場合は中央に大きな山脈があるため、
年間を通して太平洋から暖かい湿った空気が山脈にあたり多くの雨を降らせます。

また冬季には大陸からの高気圧の影響を受け台湾上空は雲の多い季節となり、
狭い陸地に高い山脈がそびえる地形で起伏に富んでいます。
こうした地形も烏龍茶作りには大切な条件でしょう。
───
気候や気象から考えますと、
全土的に年間を通し亜熱帯特有の高温多湿で平地では一応四季はあり、
春秋冬が短く、夏がもっとも長い(約5ヶ月間)のが特徴です。

また先に延べたことに少し補足しますと
年間降水量も多く、中央山脈には標高3000m〜4000m級の山々が多くあり、
台湾の東側よりを北から南に約300kmを険しく連なる山脈が連なり、
東部の宜蘭、花蓮、台東、の平地面積は少ないのです。
───
この地形が台湾全土に独特の気象を作りだしています。

余談ですが台風が直撃しても山脈の上の部分は過ぎ去りますが
3000m以下の部分は行き場を失い、うろうろとすることがあります。

大きな壁となっている中央山脈の影響で起きる気流変化のため、
地域により毎日のように発生する霧や短時間の雨は、
茶樹に水分補給や冷却効果などがあり、茶作りに適した気候と言えるでしょう。
───
海抜2000mを越すと、地域により冬には降雪があり気温は零下となります。
台湾では唯一、合歓山(海抜約3250m)が雪見の体験ができる高地で有名です。

また北部の文山地区には高山はありませんが、
坪林や石碇などは起伏が激しく川や湖などが多くあり、
気流が著しく変化するため発生する霧は多く、
高山条件に負けない烏龍茶栽培に適した土地柄です。
北部のため南部に比べ3度くらい平均気温が低いのも好条件の一つでしょう。
───
台湾の土壌に関してはまったくの素人でよく分りませんが、
烏龍茶の栽培地は赤土が多く、赤土は地力が強くミネラルを多く含む土質だそうです。

高山地の土壌はこの赤土に更に軟岩が砕けた小石交じりです。
どの産地も以外に水はけはよく、保水性には乏しく感じられます。

保水性を良くするには有機肥料が最適で、
土壌が持つ本来の地力を維持し持続させるためにも有機肥料は欠かせません。
日本からも輸入され茶農から支持されています。
───
それに加えまして、台湾烏龍茶作りには天、地、人といい、
茶葉栽培や製茶に携わる茶農茶師がいます。
茶園管理や製茶に日夜、研究努力を怠らず、
よく働きますその結果、今日の台湾烏龍茶があります。

また政府は適切な指導や補助、助成、低利で長期貸付などを行い
茶農たちを導いてきました。
1970年代に国策に近いかたちで、
烏龍茶生産に関わる近代化に取り組んだ成果が開花したと言えます。
すでにこの頃から輸出を意識して残量農薬検査も実施しています。
───
以上の様な環境やさまざまな条件のもとで台湾烏龍茶は生産されて
国際的に支持されています。
これらを短く表現すると

「恵まれた気象条件や気候に肥沃な土壌と朝夕霧に覆われ、
 適期を迎えた茶葉は熟練の茶農茶師の手で製茶されます」

となります。
上記に延べた全てが必要で、何か一つ欠けても美味しい烏龍茶はできません。
自然を相手に産するお茶を自然環境を保ちつつ、
茶の湯の楽しさを味わえればと思います。(茶商・兼子洋行)


| 台湾茶の豆知識 |

台湾茶ストーリー:台湾紅茶と蜜香紅茶

■台湾紅茶の歴史

1895年、日本は台湾を中国から統治権を譲り受けます。
烏龍茶の産地として国際的に認められた台湾に、
紅茶の栽培を奨励したのは日本時代になってからでした。

1903年新竹県草南坡に模範製茶試験場を創設、1905年日本台湾茶株式会社が新設され、
苗栗県三叉地区一帯の茶園を買収し茶工場を建設、紅茶の量産に着手します。
これが台湾で紅茶生産のはじまりでした。

国際的に台湾紅茶が飛躍するのはそれから20年後ですが、
その間、草南坡に茶樹栽培試験場を設置。
苗栗三叉に試験分場をおいて大豆粕などの肥料を無料配布。
茶農に施肥の重要性を教え茶園管理の概念を植え付けました。
これは7年間続けられ、絶大なる効果を発揮しました。

1910年、日本総督府は、更に紅茶生産を推進しましたが、
生産量はまだ、烏龍茶には及びませんでした。

1926年、台湾における紅茶産業を見通し、連花池においてインドアッサム種の栽培に着手。
結果は極めて良好でした。
三井合名会社(1936年に日東拓殖農林株式会社、1942年には三井農林株式会社に改名)が設立され、
紅茶の量産が始まります。この紅茶が有名な日東紅茶です。

日本の統治を離れた第二次大戦後の1960年になり、花連県瑞穂郷鶴岡村で紅茶生産が開始されました。
台湾土地銀行の出資よるもので品種はインドアッサム種です。
1973年に瑞穂茶区が高級茶専業区に指定されますが、世界的な経済不況のため衰退します。

現在では一帯で本格的に復活し、花連県瑞穂郷、台東県鹿野郷の一部で蜜香紅茶を生産しています。
蜜香紅茶は魚池郷にもあります。

mitu.jpg

■蜜香紅茶について

東方美人の技法を使って、独特の蜂蜜のような香りと甘みを持つ紅茶が作られました。

毎年6月ごろ、わざわざ雨季の時期に大量のウンカが発生するのを待ち、
ウンカに葉を噛ませて、茶葉の成長を妨げます。
その過程で茶葉に変化が起きて特別な茶葉となります。

虫食い茶葉を独特の製法で仕上げると、濃厚で芳醇な蜜香を醸し出し、
東方美人とは、異なる趣向の紅茶となります。

南投県魚池郷、花連県瑞穂郷と台東県鹿野郷では蜜香紅茶のみ生産しています。

▼蜜香紅茶(左)と東方美人


■台湾紅茶の品種

・インドアッサム

・台茶8号
 :台湾紅茶の主品種で魚池地区が発祥の地です。茶葉改良場魚池紅茶試験分場で作られた品種。
  それ以外にも青心大有、大葉烏龍、金萱などでも製茶されます。

・紅玉紅茶(台茶18号)
 :長い期間茶葉改良育成期を経て得られた優秀な品種といわれている新しい品種です。
  シナモンとミントが混ざり合ったような香りと、渋みの少なさが特徴で
  これから期待される品種です。現在は魚池地区の一部の茶農が試験的に栽培しています。

タグ:

  • 台湾茶、台湾紅茶、紅茶、蜜香紅茶、東方美人

| 台湾茶と産地 |

台湾茶ストーリー:東方美人茶

■東方美人茶の歴史

今から約140年余り前の1865年、スコットランド商人ジョン・ドット(John Dott)は、
中国福建省アモイを拠点に大陸から陶磁器やお茶などを買い付けて、
主にアメリカに運ぶ貿易商でした。

当時はわずかですが台湾で生産された茶葉も、
中国大陸の茶商人の手によりアモイに集められていました。
ジョン・ドットはその台湾茶の潜在力に着目します。そして調査のため台湾にやってきます。

当時は台北の郊外(文山地区)を中心に、
中国大陸の茶商人が武夷山や安渓から持ち込んだ苗木を農家に配り、お茶栽培をしていました。

翌年、ジョン・ドットは安渓から大量の苗木を取り寄せ、農家に配り契約生産させます。
その頃はまだ電気やガスなどない時代で、農家は茶園管理と茶葉の摘み取りまでが主な仕事でした。
そのため、製茶作業は茶商人が茶師を雇って行っていました。

翌年にはマカオに台湾茶を輸出し、品質の良さが認められたため、
ドットは台湾茶の生産に力を注ぎます。

ところが6月雨季の時期に、大量の害虫・ウンカが発生して葉を食い荒らし、成長を妨げます。
仕方なくその虫食い茶葉を製茶したところ、
紅茶好きの欧米人が好むと思われる甘い濃厚な蜜香を発するお茶ができました。

ジョン・ドットは台湾茶葉を商標「Formosa Tea」としてニューヨークに輸出したところ大好評。
東方美人茶はこうして誕生したと歴史は物語っています。

以後ジョン・ドットは当時ポルトガルが統治していたマカオへ商標「Formosa Tea」を輸出し、
マカオからヨーロッパ諸国に運ばれその名を広めます。
そして貴族社会で付けられた名が「オリエンタル・ビューティ(Oriental beauty)」でした。

一説に英国の女王ビクトリアが付けたとされる説がありますが、確証はありません。
他にも、白毫烏龍茶、香檳烏龍茶、五色茶、椪風茶、膨風茶などいろんな呼び名があり、
それぞれ理に適った由来があります。

なお東方美人と同様にウンカの害を逆用して生まれた茶葉には、
台湾紅茶の「蜜香紅茶」や紅茶として有名なダージリン・ティーにもあるようです。


■東方美人茶の産地

東方美人の主な産地は、新竹県峨眉が一番に挙げられます。
東方美人茶以外ないと言ってもいいくらい東方美人茶一色の産地で、
毎年行われる「東方美人茶比賽会」の入賞品は高額で有名です。

桃園県、苗栗県でも生産されており、
台北の文山地区は包種茶で有名ですが今では東方美人も生産しています。


■東方美人茶の品種

・白毛猴、白毫烏龍:
 芯芽に白い産毛(白毫)に多い品種で、東方美人に適していると言われますが、
 生産量が少なく稀少種です。

・青心大有(月の中の二がない文字):
 芯芽に白い産毛(白毫)が多く製茶すると高品質茶葉になると言われています。

・そのほか青心烏龍、金萱、大葉烏龍、などが使われています。
 どの品種といった決まりはないようですが茶葉の観賞や香り味は大切で、
 おのずと品種は限られてきます。


■東方美人の製法

毎年6月ごろ、わざわざ雨季の時期に大量のウンカが発生するのを待ち、
ウンカに葉を噛ませて、茶葉の成長を妨げます。
その過程で茶葉に変化が起きて特別な茶葉となります。
このお茶を、発酵、焙煎して烏龍茶に仕上げます。

(茶商・兼子洋行)


★毎年6〜7月にしか作れない、本場・台湾の東方美人茶。
  アイシス茶樂館では、東方美人特集で販売中のお茶の一覧がご覧いただけます。

タグ:

  • 台湾烏龍茶
  • 台湾茶
  • 東方美人

| 台湾茶と産地 |

台湾茶:お茶の保存法

2008年7月3日

7月に入り日本は梅雨本番中と本格的な暑さを迎えて大変ですが
レアな不焙煎茶にとっても苦手な季節です。

新鮮なお茶は暑さや湿気や紫外線が大嫌いで
この時期から涼しくなる秋までを
いかに快適(茶葉にとって)に過ごさせるか頭の痛いところです。

一番いい方法は茶葉専用冷蔵庫での保管です。
といっても普通の冷蔵庫でいいのですが
お茶は匂いに敏感で、他の品物と併用は避けたいので、
あえて【専用】と言わせてもらいます。
───
私の場合は冷蔵温度10〜12度位で冷凍は-10度位に設定します。
冷凍庫に保存する茶葉は長期保管を目的としています。

冷凍した茶葉を使用したい場合は
まず冷蔵庫に移し解凍後、常温に戻し使用します。
急いで使用しますと香り味に変化が生まれて茶葉本来の香り味が損なわれますから、
注意が必要です。

また冷蔵庫に保管した茶葉もすぐ使用することは避けて
常温に戻して(約1日後)からお飲み下さい。
(これらの茶葉は不焙煎茶と緑茶など新鮮なお茶が対象)
───
不焙煎茶で常時お飲みになる茶葉は
密閉度の高い茶缶に保管されていれば冷蔵庫の使用は必要ありません
(今の時期、美味しく飲めるのは開封後約1ヶ月以内です)

専用冷蔵庫をお持ちでない方や中焙煎以上の茶葉は
常温で風通しのよい暗所に密閉して保管すれば
酸化や劣化を最小限に抑えることができます。

よく茶葉は生きていると言われます。
長く保存して熟成し美味しくなる茶葉もあれば
日本の緑茶や烏龍茶の不焙煎茶は時とともに鮮度が損なわれて行きます。
───
できる限りの保管努力をして、製茶時のレアで新鮮な状態を保ち
美味しい香り味をお客様にお届けするのが我々のせめてもの努めと心得ます。

また台湾の烏龍茶は他の香り(匂い)を吸収する特徴があり
一度吸収した匂いは中々抜け出しません。

茶葉以外の香りが入ると茶葉本来の香り味が損なわれます。
保管する場合、他の香り(匂い)などが発生しない場所を選ぶことも重要です。
(茶商・兼子洋行)

★アイシス茶樂館では……

・高山茶、不焙煎の上級茶は専用冷蔵庫で保管しています。
・東方美人、鉄観音など、高発酵、高焙煎のお茶は常温で保管しています。
・茶葉をできるだけ空気に触れさせないように、
 届いた茶葉は基本的に一度開封したらすべてその日のうちにパッキングします。
 (アルミパック、高温シーラー、脱酸素剤封入)


| 台湾茶の楽しみ方 |

 1  |  2  |  3  | All pages >

台湾茶ガイドカテゴリー
・お茶の歴史(中国茶~台湾茶)
・台湾茶と産地
・台湾茶の楽しみ方
・台湾茶の淹れ方(中国茶器入門)
・台湾茶の豆知識
・茶師紹介
INFORMATION
・お客様の声
・台湾茶ガイド
(淹れ方・豆知識)
・「台湾茶通信」
~茶商のウラ話~
・器を楽しむ
・WMアイシス
(ウェブマガジン)
アイシスのこだわり
会社概要
お問い合せ

台湾茶専門店アイシス茶楽館は、凍頂烏龍茶、阿里山高山茶、東方美人、鉄観音など、高級台湾茶の通販ショップです。